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五代友厚展・図録(10) 三大渉外事件対応

  • 執筆者の写真: 川口建
    川口建
  • 2021年7月10日
  • 読了時間: 1分

明治政府の発足と同時に外国事務掛に任命された。五代は精力的に業務を遂行していく中で、例えば、旧幕府軍討伐のための軍備の手配などもその一つであった。資金不足に悩む新政府のため、五代は大阪の豪商たちと交渉を重ねて資金調達をしながら武器や弾薬を前線に送り、大阪港の開港準備も同時並行で行った。そんな官史としての活躍の中でも、諸外国とのトラブルを解決へと導いた交渉力は特筆されるものであった。

神戸事件、堺事件、京都パークス襲撃事件と新政府の存続を揺るがす大事件を解決した。諸外国との交易や留学、薩英戦争の後始末などで何度も修羅場を潜り抜けてきた五代ならではの手腕といえる。


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