先日、鹿児島の吉満庄司先生(高等学校の先生)から薩摩藩英国留学生研究の第一人者「犬塚孝明」氏の訃報と共に、「犬塚孝明さんを悼む」と題した南日本新聞の追悼文を頂いた。
犬塚先生と直接の面識はありませんが、五代才助の上申書で実現した留学生派遣の意義を真剣に研究された方が亡くなられたことは、非常に残念である。
一方、朗報もある。鹿児島中央駅の正面に「若き薩摩の群像」として、当時の使節団・留学生の銅像がある。しかしながら、現在は17名の像のみで、土佐出身の高見弥一と長崎出身で通訳として同行した堀孝之の像がない。
今年2月に2名の藩外出身者の像が追加されることで、整備費用7千万円が予算化された。完成すれば19名全員がそろうことになる。
このことで一番喜んでおられたのは犬塚先生であろう。
ご冥福をお祈りいたします。
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