上申書は13,000語を超える意見具申書となっており、本論の展開は次の3つの主旨に沿って展開されている。(1)上海貿易推進による国益増収、(2)欧州の技術開発による、機械類の内優れたものを採用する。、(3)若手人材育成のため、英国・仏国へ留学生を15名派遣する。併せて欧州視察員を派遣、実地体験の上、役立つものは購入(武器、船舶を含む)する。まとめると、貿易拡大、産業振興、人材育成の3つを抑えたもので、極めて具体的、詳細に提言している。
この上申書が藩の上層部に認められ、同年末に渡航の実現に至った。
1865年3月22日、五代友厚等使節団・随員・選抜留学生総勢19名、羽島を出発!!
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